- 不燃材 並行貼り
- リアルパネル
- イクモリ(国産)
不燃材 並行貼り| リアルパネル | イクモリ(国産) |
リアルパネルについて
多様な風景を持つ不燃材です。
リアルパネルは、私たちがオリジナルに開発した内装用不燃/合板ボードです。天然木の節、杢、斑といった自然の「相」を一つ一つ丁寧に起こし、自然の温かい景色をわずか0.2mmの突板に転写します。基材となる天然木で様々な空間を演出します。最終工程で火山性ガラス質複層板や合板に貼り付けることで、店舗や公共施設・住宅の壁や天井に使用可能になります。大盤で納品可能な商品もあり、無垢の風合いと、工業製品的な扱いやすさを併せ持った今後も進化してゆく内装仕上げ材です。
工業製品との両立
一枚一枚が職人が手を掛け着色、加工された工芸品でありながら同時に大量生産の壁材と同じ取り扱い易さがあります。その両立がリアルパネルの人気の理由です。
リアルパネルの構造
リアルパネルは、原木を0.2mmにスライスした突板と厚さ6mmの火山性ガラス質複層板からなります。突板一枚一枚は技術者の手によって天然木本来の風合いを引き出しながら加工していきます。しっかりとオーダーをお聞きしてからの受注生産品です。(国土交通大臣認定不燃材料NM-1265)中でも複雑な工程により使いこまれた経年の表情を見せるオールド&ビンテージシリーズは、アパレルやカフェの店舗など常に差別化されたアイデンティティのある空間デザインを使命とした、建築家の方々の作品に多く見ることができます。
リアルパネルの製造工程
国内外問わず、良質な原木が出たと聞けば現地まで足を運びます。トレーサビリティの明確な素材は突板にした時の相の現れ方や表面のみずみずしさが大きく違います。原木を数十年見切ってきた職人が鋸を入れ製材になった後に煮沸し、平衡を厳しく調整し、スライサーに掛けます。スライスされた突板は丁寧に重ね乾燥します。乾燥の程度と色の入り方、場所の違いを見究めながら加工を進め、最終的に深みのある突板になります。最終工程で火山性ガラス質複層板や合板に貼り付け、バリを取り、数人の厳しい目で検品を行います。
リアルパネル 並行貼り カテゴリー
-
ラスティック
ラインナップを見る節や割れなど自然そのものの特徴を生かした表情は、用途を問わずどんな空間にも溶け込みます。
-
ナチュラルウッド
ラインナップを見る高級家具にも用いられる厳選された突板を使用した商品です。ナチュラルで美しい木目が空間を彩ります。
-
オールド&ビンテージ
ラインナップを見る使い込まれたヴィンテージな風合いは、懐かしくもあり、新しさも感じさせます。
-
クラシックス
ラインナップを見るダークトーンの落ち着いた色調をベースにしたアンティーク調の商品です。
-
ラージパネル
ラインナップを見るミックス貼り、パターン貼りなど1枚のパネルにデザインしました。この商品は大盤規格のみです。
国産材
◉イクモリプロジェクトについて
「森からいただいた広葉樹を、いただいた量だけ森にお返しする」国産材の活用と植樹活動のプロジェクトです。
私たち株式会社ニッシンイクスは、創業以来20年以上にわたり「快適な生活環境づくりに貢献する」という理念のもと、天然木を使ったフローリング材や壁材など、「自然」や「本物」にこだわった製品を数多く送り出してきました。森林資源の持続的な利用と森林の多様性の維持に貢献することは、大切な森林資源を利用して製品を開発する私たちに課せられた責務です。豊かな美しい森を次の世代に引き継ぐために、私たちにできることは何かと考え、注目したのが「広葉樹」です。
広葉樹は豊かな表情や質感、木目の美しさなどからインテリアとしても非常に人気が高い一方で、針葉樹に比べて国内自給率が低く、多くが海外からの輸入に依存している状況です。国内のものを使用する場合は、自然更新した広葉樹に頼るしかなく、資源の持続性は大きな課題となっていました。
こうした背景を踏まえてたどり着いたのが、製品を作るために使用した原木の量に見合う苗木を植樹するエシカルインテリア「ikumori」プロジェクトです。
◉イクモリプロジェクトの製品について
イクモリプロジェクトではikumoriブランド限定のフローリング、内装用不燃パネリングを製品としてご提案いたします。 国産材として定評のある北海道産広葉樹を仕上げ材に採用。できるだけ効率よく材料を活用し、すべて国内で製造しています。 ご購入いただくと、製品に使用された木材の量に見合う本数の広葉樹を北海道で植樹いたします。
ikumoriプロジェクトとその製品は一般社団法人ソー シャルプロダクツ普及推進協会が主催する「ソーシャルプロダクツ・アワード2023」において、ソーシャルプロダクツ賞を受賞しました。このアワードは持続可能な社会の実現につながるソーシャルプロダクツを 表彰する制度で、フローリングなどの木材を使用した 内装材の業界では初の受賞となります。
◉製品に使用する樹種について
イクモリプロジェクトでご提案するikumoriブランド限定のフローリングと不燃内装用パネリングでは、国産材として生産量や品質 に恵まれた北海道産広葉樹を代表する「ナラ」「ニレ」「セン」を仕上げ材に採用しました。
「森の王様」ナラ
子どもたちが大好きなドングリの実がなるコナラやミズナラ 、クヌギの総称です。全国に分布し、日本の広葉樹林を構成 する主要な樹木です。ドングリの実はクマやリスなどの餌に 、樹液はカブトムシやクワガタなどの虫の餌になるなど、多くの生き物を育むため、ヨーロッパでは「森の王様」とも呼ばれています。 材はとても堅く、木目が美しいことから昔から家具や床材の他、船材に使われてきました。「ジャパニーズオーク( Japanese Oak)」と呼ばれ、国内外で根強い人気を持っています。例えば、ミズナラは、独特な香りを生み出すウイスキ ー樽の素材としても評価されています。
アイヌの歴史にも息づくニレ
ニレ科ニレ属の総称で、秋に花が咲くアキニレ、春に花が 咲くハルニレ、オヒョウニレなどがあります。いずれも秋には葉が黄褐色になり、美しい紅葉を見せてくれます。 ikumori製品では、ハルニレとオヒョウをミックスして使用 しています。 堅く、曲げに強いため、太鼓の胴や古くは舟材として使われていました。大きくなると高さが30メートルを超えるものもあります。北海道に多くみられるオヒョウニレの皮からはアイヌの男性が儀式の際に身につける衣装「アトゥッシ」と呼ばれる織物がつくられていました。
木材としてだけではなく、繊維としても活用されてきた歴史を持つ樹木です。
天狗の団扇?セン
葉が天狗が持つ団扇のような形をしていることからテングノハウチワとも呼ばれるセン。枝に鋭いトゲがあり、木目の表情が桐に似ているため、ハリギリと呼ばれたり、木目がケヤキに似ていることからニセケヤキと呼ばれるなどさまざまな呼び名を持っています。 センも日本全土に生息しますが、北海道にも多く自生し、秋には葉が黄褐色になります。平均的な高さは10-20mくらいで 、大きいものは30mほどになります。比較的真っ直ぐな木目と白い木肌の美しさが特徴で、柔らかさと丈夫さを兼ね備えており、化粧板や家具材としても重宝されてきました。
◉ikumoriパネル(内装用不燃ボード)について
表層単板は北海道を代表する広葉樹の突板を使用。すべて国産材&国内で製造。 スライサーによる突板のため、挽板と同様の自然な木目の表情。またスライス技術を駆使した突板は、自然な荒々しさを表現。 幅180mm×長さ1820mm と森の立ち木を彷彿とさせるダイナミックな製品サイズ。
規格 /【厚み】 6 mm 【幅】180 mm 【長さ】1820 mm
標準塗装及び加工 / ウレタン樹脂塗装(リアルマット) 長手二方糸面取り加工
取得認定 / 不燃材料認定 NM-1316、ホルムアルデヒド放散量 告示対象外
◉ikumoriフローリングについて
基材の合板にいたるまですべて国産材を使用し国内で製造。「国産材マーク(国産材率100%)」表示製品です。 樹木の逞しさと生命力を感じさせる表情と樹種独特の木目の美しさを併せ持つ。 幅150mm×長さ1800mm と森の立ち木を彷彿とさせるダイナミックな製品サイズ。
規格 /【厚み】14mm(表層単板2mm)【 幅】150mm【長さ】1800mm
標準塗装 / UVクリア塗装(抗ウイルス加工)
入り数 / 1.62m²/束(6枚)
取得認定 ホルムアルデヒド放散量 F☆☆☆☆
◉カラーバリエーションについて
Ikumori製品では標準のクリア塗装仕上げだけでなく、お好みやご用途に合わせた様々な塗装仕上げをご用意できます。 VOCフリーでカラーバリエーション豊富な自然塗料「ルビオモノコート」を使用した木の質感を感じられる仕上げや建築家がイメージする詳細を理解し厳密なカラーコントロールを行った特注色でのウレタン着色仕上など、様々なご要望に対応可能です。